中学生達の百姓日記(3)
中学生達が7月に種まきをしたニンジンの間引き終了
株間10cm、生育も順調
揃いも上々
間引いた人参
間引いた人参は食用に。茎は固いので、葉っぱだけをとる。みそ汁に入れたり、かき揚げにすると美味しい。
食べきれないので、EMボカシと混ぜる。
密封し嫌気性発酵させ、再び畑に戻す。来年はどんな野菜に生まれ変わるだろう?
* * * * * * *
間引きをするときの注意
①残す株の根元を指先で抑えて抜くこと、そうしないと残すつもりの株も間引く株と一緒に抜いてしまうことがある。根菜類の場合、一度抜いてしまった株を埋め戻しても成長はするが、形状が悪くなる。
②あなたならどうします?
ニンジンの株間は10cm(種類によっては、5~7cmのものもある)、下の写真は株間が5cmなので狭すぎる、でも、両方の株が順調に育っている、だから両方を育てたい。あなたならどうします?両方を育てる?片方を抜く?
正解は、片方を抜く、です。
両方の株を育てようとすると、葉っぱ同士が競争をして大きくなり、そちらにエネルギーを持って行かれ、肝心な育てたい根っこに肥料成分が回らないため、両方の株が小さめになってしまう。喧嘩両成敗というところか。
これは、ニンジンだけではなく他の野菜にも言えることです。家庭菜園でよく見かけるヒョロヒョロの菜っ葉は「株間が狭い・間引き遅れ」が主な理由になっていることが多いようです。
中学生達の百姓日記(2)
7月に中学生達が蒔いたニンジンの畑が草だらけ
きょうは間引きを兼ねて草取り、だいぶ取れてきた。
取った草は45リットルのごみ袋に入れる。
*注意:ごみ袋は薄いので、草の茎などで穴が開いてしまう
ことがあるので2枚重ねにするか、もう少し厚い袋を使用し
た方がよい。
草を少し入れたら、米ぬかに油粕を10㌫ほど混ぜて
上にかける。
米ぬか+油粕の上に、やはり中学生達が7月に仕込んで
発酵させたEMボカシ(米ぬか+油粕+魚粉)を散布する。
以上を繰り返し、容器がいっぱいになったら袋を閉じて
空気が入らないように密封する。夏なら2週間ほどすると
雑草たい肥が出来上がる。
* * * * *
①EM菌は嫌気性菌(微好性菌)が主体なので空気を遮断
することが重要、空気の遮断をいい加減にすると、中に
入れた草などの有機物が発酵ではなく腐敗してしまう。
②出来上がった雑草たい肥の使用方法は、次回の
「中学生達の百姓日記(3)」で説明予定。
③雑草は大切な「資源」です。雑草=人間の原料
なぜなら雑草☞肥料☞野菜☞人間☞そうです人間の原料
なんです。
中学生達の百姓日記(1)
今年は5組・30人の中学生達が農村体験で汗を流した。
◆参加学校
長野市立東北中学校;7月20日(木)
千曲市立戸倉上山田中学校;7月21日(金)
信州大学付属長野中学校;7月24日(月)
中央大学付属横浜中学校;8月7日(月)
参加した中学生の皆さんご苦労様でした。
◆作業内容(1):ニンジンの種まき
ニンジンは種そのものが発芽率が悪い上に、播種した種を揃って発芽させることが難しい。野菜の種まきの中でも最も難しいと言っても過言ではない。その難しいニンジンの種まきにあえて挑戦してもらった。
播種したニンジン:筑摩野五寸(自然農法国際研究開発センター)
収穫予定時期:11月中旬
発芽揃い良好!
第1回目の間引きと株周辺の除草
第2回目の間引き
ニンジンの発芽をそろえるポイント
①土をかけ過ぎない(2~3㎜以内)
②種にかけた土を軽く鎮圧する
③発芽まで土を乾燥させない
* * * * * *
◆作業内容(2):ダイコンの播種(中央大学付属横浜中学校のみ)
ニンジンの播種時期が過ぎてしまったのでダイコンの播種をした。
収穫時期:10月中旬
発芽確認
発芽良好
中学生達の百姓日記(1)
今年は5組・30人の中学生達が農村体験で汗を流した。
◆参加学校
長野市立東北中学校;7月20日(木)
千曲市立戸倉上山田中学校;7月21日(金)
信州大学付属長野中学校;7月24日(月)
中央大学付属横浜中学校;8月7日(月)
参加した中学生の皆さんご苦労様でした。
◆作業内容(1):ニンジンの種まき
ニンジンは種そのものが発芽率が悪い上に、播種した種を揃って発芽させることが難しい。野菜の種まきの中でも最も難しいと言っても過言ではない。その難しいニンジンの種まきにあえて挑戦してもらった。
播種したニンジン:筑摩野五寸(自然農法国際研究開発センター)
収穫予定時期:11月中旬
発芽揃い良好!
第1回目の間引きと株周辺の除草
第2回目の間引き
ニンジンの発芽をそろえるポイント
①土をかけ過ぎない(2~3㎜以内)
②種にかけた土を軽く鎮圧する
③発芽まで土を乾燥させない
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◆作業内容(2):ダイコンの播種(中央大学付属横浜中学校のみ)
ニンジンの播種時期が過ぎてしまったのでダイコンの播種をした。
収穫時期:10月中旬
発芽確認
発芽良好
水浸しの畑に茄子を植えてみた
あちこちでよく起きることのようだが、水田を畑として使用し野菜を栽培していると、隣の水田から水が沁み出してきて、一部が使用できないことがある。
幸いにも、となりの水田は有機栽培なので化学肥料や農薬が流れ込んでくる心配がない。水を好む野菜は茄子・キュウリ・サトイモ・ショウガなどがあるが今回は茄子を植えてみた。
どんな茄子ができるか楽しみ。うまく出来れば来年は1,000㎡の茄子畑になるんだけど。
ニンニクにとまる蝶
大概の蝶はニンニクに近づいても敬遠して飛び去っていくのに、こいつは図々しく停まっている。なんて名前の蝶だ!こいつは!
人参の花
人参の花が咲いた
昨年の7月に播種し、氷点下2桁の気温の冬を地下で耐え抜いた人参。
筑摩野5寸人参。
今年もつくります。