蓼科農道楽の自然農法

信州蓼科高原で無耕起・無施肥・無農薬で野菜の栽培をしています。このブログでは、安全で美味しい野菜をできるだけ手間暇かけずに栽培する方法を工夫し、とくに家庭菜園を実行している人の参考になることを目的にしています。

強制移住?

アゲハの幼虫を発見!

ニンジンの畑にアゲハの幼虫を発見した。羽化すると綺麗なアゲハ蝶になるが、このままにしておくとニンジンの葉っぱを丸坊主にされてしまう。殺虫剤を使うのは嫌だし、だいいち、せっかくの命を人間の都合で奪うなんてとんでもない!さあどうしよう。

f:id:ecofarmtateshina:20160919021248j:plain

強制移住

ニンジンの畑から離れたところに、たまたま発芽不良を起こしたニンジン畑があったので、そこに強制的に移住してもらった。ここでは虫たちは食べ放題、もちろん殺虫剤の心配もない。でも、本当は虫たちにとっては危険な場所なんです。

 

f:id:ecofarmtateshina:20160919023945j:plain

f:id:ecofarmtateshina:20160919023449j:plain

バンカープランツの活用

自然農法には「バンカープランツ」という手法があります。
畑の隅のほうの、他の野菜からできるだけ離れたところに、いろいろな野菜の種を一緒に播きます。するとそこにいろいろな種類の虫たちが集まってきて、虫同士で食べあいがはじまります。また、そこに集まった肉食性の虫(例えばテントウムシ)は付近の野菜につく草食性の虫(例えばアブラムシ)も食べてくれます。

肉食性の虫を集めるにはマリーゴールドやヒマワリも一緒に植えると効果が高まるようです。