コンパニオンプランツで家庭菜園(1)
「コンパニオンプランツ」ってご存知ですか?人間に相性の良しあしがあるように、植物同志にも、仲の良い植物と仲の悪い植物があります。例えば、キャベツはレタスとは非常に仲が良いのですが、同じキャベツでもジャガイモとは仲が悪く、隣同士で栽培するとジャガイモの生育が悪くなります。
このコンパニオンプランツを上手く利用すると、栽培する野菜の「害虫の被害を減らす」「病気を予防する」「互いの生育を促進する」というメリットがあります。しかも、野菜同志の間隔を狭くし栽培密度を高めることが出来るので、狭い畑の家庭菜園でも、従来の方法に比べて沢山の種類の野菜を栽培することが出来ます。結果として、同じ面積の畑でトータルの収穫量を2倍3倍と増加することが出来るわけです。
昨年まで、5年ほど下記の本を参考にして、いろいろな野菜の組み合わせで試験栽培をやってみましたが効果が非常に大きいようです。家庭菜園はもちろん、仕事として野菜を栽培している人も、試してみてはいかがでしょうか。とくに昨今話題になっている遺伝子組み換え・ゲノム編集など、食べる人の健康を害する危険な野菜から、ご家族を護る手段の一つとして有効ではないかと思います。
参考にした本
「こんなに使える コンパニオンプランツ」木嶋利男
社団法人 家の光協会 03-3266-9029
当農場では、15年前から無耕起・無施肥・無農薬で野菜を栽培しています。きちんとした土づくりをすると、安全で新鮮で美味しい野菜をあまり手間暇をかけずに食べることができます。土づくりには2~3年かかるとよく言われれておりますが、安全な野菜を栽培しながら土作りをすればよいと思っています。もちろん、野菜によっては土作りが出来てないと上手くできないものもないわけではありませんが収穫がゼロということではありません。「コンパニオンプランツで家庭菜園」シリーズでは土作りの方法には触れませんが(いずれ投稿したいとは思っています)、やさしく書いた本は沢山ありますので、そちらをご参照ください。一例をあげますと、木嶋利男著「連作のすすめ」社団法人家の光協会もわかり易いと思います。 ecofarm蓼科高原