蓼科農道楽の自然農法

信州蓼科高原で無耕起・無施肥・無農薬で野菜の栽培をしています。このブログでは、安全で美味しい野菜をできるだけ手間暇かけずに栽培する方法を工夫し、とくに家庭菜園を実行している人の参考になることを目的にしています。

水浸しの畑に茄子を植えてみた

 あちこちでよく起きることのようだが、水田を畑として使用し野菜を栽培していると、隣の水田から水が沁み出してきて、一部が使用できないことがある。

 幸いにも、となりの水田は有機栽培なので化学肥料や農薬が流れ込んでくる心配がない。水を好む野菜は茄子・キュウリ・サトイモ・ショウガなどがあるが今回は茄子を植えてみた。

  どんな茄子ができるか楽しみ。うまく出来れば来年は1,000㎡の茄子畑になるんだけど。

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今日は新月

今日は新月新月の前後3日間ぐらいが保存用以外の根菜類の収穫時期。

 

新月のころは植物の水分が下部に集中するので、みずみずしい根菜類を収穫できる。

新月の反対が満月(望月)、この頃は野菜の定植に最適の時期。

昔の人は野良仕事のスケジュールを「月」の満ち欠けで決めていたようだ!

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満月藤原道長の句を思い出した、

「この世をばわが世とぞ思ふ 望月の かけたることもなしと思へば」

どこぞの国の総理大臣も同じ心境でいるのではないだろうか?

そこで真似て一句、

「この世をばわが世とぞ思ふ新月の陰に隠れし可計と森友」

可計と森友だけではない、農業の分野にも将来に禍根を残すことばかり。

諸行無常

盛者必衰

早くその日の来ることを

雑居畑

わが畑は雑居ビルならぬ野菜どもの雑居畑。

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レタス・シュンギクはキク科。キャベツ・ブロッコリー・ハクサイ・チンゲンサイアブラナ科。そして雑草も仲間入り。

 

キク科植物はアブラナ科植物をモンシロチョウの被害から護ってくれます。

 

雑草は耕運機の代役をしたり、夏の強い日光から野菜の根を護り、そして最後に肥料になります。

 

殺虫剤も除草剤も要りません。

 

手間暇かけずに沢山の種類の野菜を狭い畑で栽培できます。家庭菜園に最適!

 

カボチャの苗床でネズミ🐭と知恵比べ

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恒温槽でカボチャの芽だし、播種予定が一日遅れたため少し芽が伸びすぎた。

 

 

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カボチャの種まき100株分出来上がり。まだまだほんの一部分。

 

 

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ここからがネズミ🐭との知恵比べ。鉢の下に敷いてあるのは金属の波板、これを敷いておかないと、種の芽が出る前にネズミ🐭に食べられてしまう。

 

 

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上には子犬用の囲いを乗せ、その上に透明な波板。これでも、油断をしていると齧って入ってくる。

 

 

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この通り。昨年は悔しいが負けました。今年は万全・・・・・かな~?。

 

 

 

春まきニンジンの種まき第1回目完了

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今年最初のニンジン播種。直売のため一度に播種せずに4月~5月にかけて4回にわけて行う、今回はその第1回目。農場の標高が1,000mのため、4月初旬では発芽に必要な地温(15℃~25℃)が十分にとれないので、播種のあとベタ掛けとトンネルをかける。

 

種の名称   向陽二号

播種の日   2017年4月8日

株  数   800株

株  間   10cm

条  間   30cm

播種粒数   3粒

収穫予定日  2017年7月27日(播種後110日)

 

コンパニオンプランツ

 栽培の途中で(ニンジンの成長具合により異なるが5月末頃)条間にカブの種を播種する。そのために条間を30cmと少し広めにとってある。

 

 

 

【ニンジン栽培メモ(播種から発芽まで)】

ニンジンの栽培は播種から発芽までが最も難しく、家庭菜園での失敗の殆んどがこの期間のようです。この期間には次のことに注意しましょう。

(1)播種適温をまもる

 ニンジンの発芽適温は15℃~25℃なので、地温がこの温度に満たない時期の早蒔きはできるだけ控えたほうがよい。この地温の範囲外でも発芽はするが、発芽までの時間がかかるだけでなく、収穫品の形・色が悪くなります。

 どうしても早蒔きをしたい場合には、播種後に上の写真のようにベタ掛けやトンネル等で保温をする必要があります。

 

(2)土をあまり厚くかけない

 ニンジンの種はどちらかというと、発芽するのに光を欲しがる野菜です。私はまき溝を切らず、ふわふわな土を1cmほどかけ、軽く鎮圧しています。手蒔きの場合これが一番早くてしかも楽だと思います。

 

(3)土が乾かないようにこまめに散水

 ニンジンに限ったことではないが、最近増えているペレット種子の場合には、いちど水分を吸収した後に乾燥させてしまうと、固まってしまい発芽できなくなるので、土が乾かないようにこまめに散水する必要があります。

 

以上の3項目をまもり美味しいニンジンを作りましょう!